またもや少し更新がされていなかったモンキーレストアなんちゃら(以下略)。こんにちは、リプレイスグループの赤松です。尊敬する立派なパイセンのプッシュもむなしく、ちゃんと進んでいません・・・。(無理やり書かされた感、満載)
そして今回はカメラの調子が悪かったので画像が少なめですが、お許しください。
宣言どおり、今回はフロントフォークの分解整備を開始します。
取り出したフォークガイドには、「95.07.07」の刻印が・・・! 22年前のプラスチック部品なので、このまま使い続けたら何が起こってもおかしくないため、例によって「問答無用」で交換します。新しく取り寄せた純正品(画像手前側)は、まっさらな無地状態だったので、取り付け前にマッキーで日付を記載しておきました。
モンキーのフロントフォークは、いま主流のテレスコピックタイプ(フォークオイルが入っているヤツ)ではありません。ザックリ言うとバネで衝撃を吸収する構造となっているため、グリスを使用して組み付けます。
ここで使用するのは「モリブデングリス」がオススメ。高い荷重に耐えられる性質を持っているため、サスペンションの他にペダルやレバーのピポット部などに最適ですし、また耐熱性も高いのでエキパイのフランジナットや、ブレーキキャリパーボルトなどにも使用できます。
性能は高いのですが、難点は少し高価なところ・・・。ということで自分は「万能グリス」を使用しています。
モリブデングリスと比べると、圧力が掛かった時や高温になった時に液化して流れ出てしまう性質がありますが、今回はモンキーのノーマルフォークということで、ハードな乗り方もしないと自分で分かっているのでOKとしました。ただ、ハードな乗り方をする予定のあるときは、耐熱性の高いものを使ってくださいネ!
ご参考までに「万能グリス」をご紹介!
◆万能グリス
80g 品番:20804 標準価格¥500(税抜)
http://www.daytona.co.jp/products/single-20804-genre
150g 品番:63262 標準価格¥1,100(税抜)
http://www.daytona.co.jp/products/single-63262-genre
ダストシールを組付ける時は、薄く「シリコングリス」を使用すると楽に作業ができます。シリコングリスはグリスの種類の中でも高価なものになりますが、ゴムや樹脂製の部品への攻撃性が低いのでオススメです。
低温~高温までの熱安定性がズバ抜けているため、パッドグリスやキャリパーピストングリスでの使用もできます。値段は少々高いけれども、使う時は少量の場所がホトンドで効果は高いので、持っておいて損はないですよ♪
一概にグリスと言っても種類によって性能が大きく違うので、特徴を理解して使い分けると良いと思います。今後は組付ける部品が多くなってくるので、チョコチョコとグリスが出てくることがあるでしょう。
参考までに僕が常備しているグリスは、先ほどご紹介した万能グリス(80g)+「グリスさん」です。 (※量を使う部分に万能グリスを使用しているのでこの布陣になります。)
大体の作業はこの位持っていればできちゃうと思います。
◆グリスさん(3種類セット) 品番:67568 標準価格¥1,200(税抜)
シリコングリス、万能グリス、モリブデングリスの3種類(各10g)が一体になったグリスです。
http://www.daytona.co.jp/products/single-67568-parts
ということで、次回はエンジンを降ろして積もった汚れを綺麗にします。(たぶんね・・・)
それではまた、次回お会いしましょう!
※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。