ホイール開発ストーリーVol.3
こんにちは。デイトナセブンスターキャストホイール開発担当の大場です。
本日は、開発に使っている車両と商品への想いをお話させていただきたいと思います。
今回のホイール開発に使用している車両は、1974年式 kawasaki 900super4(z1)です。カラーリングは偶然にも当時の広告に使用されていたモデルと同じ。足回りの採寸とホイールハブの採寸のため前後ホイールが外されています。
生産されてから47年ほど経過し、日本~アメリカそして再び日本への旅を終えたこの車両は、採寸前にフレーム状態とし、長年の疲れをとるように測定とストレッチ作業を施しました。
当時からのパーツを多く残した車両ですが、フロントフェンダーだけは経年変化よるダメージが大きく、純正新品へと交換を行っています。
車両メーカーから消耗品等の純正部品供給がいまだ行われているからこそ、人気車両の秘訣なのかもしれません。
ここでもう一つ、デザインについてお話させていただきます。
一般的に「7」の数字は「ラッキー7」などと幸運を招く数字として好まれています。商品名に含まれる「セブンスター」は、当時のホイールスポーク形状からも分かるよう、普通の「七星」ではなく「七芒星(しちぼうせい)」です。
七芒星は、地域や考え方によっても様々ですが色々な意味を持つ図形のようです。本来、割り切れない数字「七」ですが七芒星は半分に割れる図形だと認識してしまうことから、不可能を可能にするとも言われているそうです。(諸説あります)また、護符にも使われている図形ということなので、なんとなくご利益もありそうですね。
ホイールの開発状況ですが、8月末~9月上旬に3Dモデルの完成を予定しています。
来年には50周年を迎える弊社ですが、引き続き様々なことにチャレンジし、更なる飛躍を目指して開発をしていきたいと思います。どうぞご期待ください!
ライターProfile
カスタムグループ 大場
デイトナのカスタムグループスタッフ。デイトナセブンスターキャストホイールの開発に携わる。
KAWASAKI車所有。
※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。