ホイール開発ストーリーVol.2
こんにちは、デイトナセブンスターキャストホイール担当者の中村です。
前回のブログで、当時の商品「セブンスター・マグホイール」についてご紹介いたしました。
今回は当時の貴重な雑誌広告を入手することができましたのでご紹介いたします。
上の画像の雑誌は1976年のモーターサイクリスト誌です。
表紙が時代を感じますし、黄ばんだページも歴史を感じさせます。7月号、8月号、10月号、12月号に、セブンスター・マグホイールの雑誌広告を見つけました。
では早速、当時のセブンスター・マグホイールの広告記事のお披露目です!
良く見ていくと、気になるところが満載です。
【その1】値段が安い!
なんと、750RS用の当時の価格は79,800円(税抜、というか当時そもそも消費税がない)でした! しかも前後セット一台分。安いですね。
【その2】ラインアップが多い。
国内では、50ccの原付バイクからその当時の規格いっぱいの750ccまで幅広く用意していました。しかも原付バイク用の価格が前後で驚愕の19,800円!
【その3】デイトナの所在地が現在と違う。
現在デイトナは静岡県周智郡森町に社屋がありますが、創業当時は大阪市東住吉区が所在地でした。郵便番号が三桁なのに時代を感じます。よく見ると電話番号も今は存在しない九桁です。
【その4】商品説明文にセブンスターのデザインが一切触れられていない(笑)
雑誌広告の文面からも素材に対する拘りが強く伝わってきます。むしろ素材や製造方法に対する拘りが強すぎて、セブンスター形状に関する説明が全くありません。形状は写真が物語っているので十分かもしれませんが・・・。
【その5】求人広告のランドマークがセブンスター・マグホイール。
「セブンスター・マグホイールのデイトナ」のタイトルから当時の花形商品だったことが感じ取ることができます。この雑誌が発売された1976年11月に、デイトナは大阪府から静岡県に移転します。
ちなみに移転先は現在の周智郡森町ではなく、サッカーチームジュビロで有名な磐田市でした。
ということで今回は、当時のセブンスター・マグホイールの雰囲気を少しでもお伝えできればと、当時の雑誌広告をご紹介いたしました。
次回もどうぞお楽しみに。
モーターサイクリスト誌は、は1951年から現在も八重洲出版社から出版されている由緒正しいオートバイ雑誌です。
URLはこちら https://www.yaesu-net.co.jp/motorcyclist/
今回、八重洲出版様より表紙及び紙面の撮影と撮影画像の使用の許可を頂きました。ありがとうございます!
ライターProfile
営業チーム 中村 慎
デイトナの営業グループスタッフ。
オートバイもクルマも自転車もただの移動手段ではなく「宝物」です。
※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。