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雨にも負けず、夜でもクッキリ。おまけに外して持ち運べる!バイク専用ドライブレコーダーMio MiVue M777D「前編」

こんにちは、ライターのアジト・イシヅカです。

私、16の時に学校に内緒で原付免許を取得してから、50ccから1300ccまで様々なバイクを乗り継いで、40年以上も経っちゃいました。

 

自慢できるのは、その間ずっと、無事故・無転倒で過ごせていること。まあ、立ちゴケや、公道以外のスクーターレースや三輪バギーなんかでの転倒はあるんですけどね。

 

しかし!ヒヤリ・ドッキリの経験はたくさんあります。もちろん自分のウッカリもあるんですが、道路って自分一人で走っているわけではありません。他人のウッカリやトンデモ行動に巻き込まれて「あわや!」ということも。

 

今までは運良く切り抜けてきたわけですが、やはり「もしも」の備えは必要だと思います。今はその備えが廉価で可能な時代ですから尚更です。身体やバイクの守りに加えて、事故の場合は状況を記録するというのがとても重要。そこで役に立つのがドライブレコーダーです。

今回、私が愛車・Dトラッカー250に取り付けるのは「オートバイ専用ドライブレコーダーMio MiVue M777D」。

 

このシリーズ、取り付け固定でGセンサー(衝撃録画・自動ロック機能)とGPSが搭載されたM760Dと、その機能がない代わりに、フロントカメラをワイヤレスでアクションカメラのように使えるM777Dがあります。両機種ともソニーのSTARVIS TM イメージセンサー採用で夜間の撮影もバッチリ。LED信号機にも対応。もちろん防水設計です。

 

移動先でそのまま外して持ち運べる機動性と、記録したメディアをそのまま自室まで簡単に持っていける利便性を考えて、私はM777Dをチョイスしました。今回は自分で取り付けもしてみたいと思います。

※Starves TM はソニー株式会社の登録商標です。

箱の中身を確認して、取説を読みながら各内容物と取り付け手順を確認。

 

大雑把にいえば、キーをオンした時通電する線に割り込みで「+」をとって、バッテリーの「-」に線を入れて、電磁波の干渉を避けるフェライトコアを前後のカメラ付近に取り付けるという感じ。

 

まずはメデイアを本体にセットして充電。嬉しいことにフォーマット済みの16GBのminiSDカードが同梱されています。その間にアプリをスマホにダウンロードしておきます。充電が完了して、Wi-Fiでスマホと連動すれば、もうこれだけでも使えちゃいます。

 

満充電でおよそ2時間持つとのことなので、リアカメラとの連動なしで稼働時間が短くて良いなら、取り付け場所の確保のみですぐに使用可能です。

アプリはApple、Androidそれぞれ取扱説明書のQRコードを読み取ってダウンロードできます。

 

Wi-Fiでの接続は、まずカメラ側のWi-Fi接続モードを取説の手順で立ち上げておいた方がスムーズです。

 

スマホが他のWi-Fiに接続されている場合は切り替えが必要なので、スマホのWi-Fi設定で「MiVue_・・・・・」を選択(最初の接続時にはパスワードの入力が必要)。アプリ画面に戻り、ライブビューボタンで被写体の写り具合を確認できます。

 

プレビュー画面右下のグリッドをクリックすると画面に水平・垂直の線が出てカメラの角度調整がしやすくなります。Wi-Fi接続中は録画ができないため、スマホに映った映像はあくまでも写り具合の確認用となります。

さて、実際にバイクへの取り付けはどうしようかというところ。

 

私は最近買ったGoProとの併用を考慮し、ステーを自作して、汎用のクリップ式で脱着できるベースにOマウントでフロントカメラを固定することにしました。というか、Dトラッカーにはいい具合の取り付け場所がなくて。こうするしかなかったというのもあります。ハンドガードのステーがなんとか使えそうだったので助かりました。もちろん、オプションでも様々な形状のステーが別売りで設定されています。

 

Oマウントを使用する場合、ネジで止めてしまうと、カメラはガッチリ留まってしまうので、カメラの水平出しはプレビュー画面をみつつ、固定前に調整します。

フロントカメラの取り付けはこれでバッチリ。

 

完全固定になるリアカメラはどこに取り付けようかと考えつつ、配線の下準備。

 

-(マイナス)はバッテリーの端子にそのまま繋げるとして、+(プラス)はアクセサリーのラインにどこかで割り込みさせないといけないので、割り込み用の結線コネクタ(別売・セットの中には入っていません)を用意して、カプラで繋げられるように加工。

と、ここまで作業をしたところで雨が続き、青空整備の我が家では配線作業ができず・・・。

 

が、しかし!先に書いたようにフロントカメラのみでの使用も可能なM777D。とりあえず配線作業ができるまで、フロントカメラのみで使用してみたいと思います。バイク通勤なので、雨の日も風の日も、もちろん夜間の写り具合もチェック!

 

さあ、見せてもらおうか、STARVIS TM イメージセンサーとやらの実力を!

夏休みが明けても雨。防水性能の確認には最適!(強がりです・笑)

 

雨模様の薄暗い朝でも画像はくっきり。画角もワイドですが、不自然な感じを受けるほどの歪みはありません。このくらいの範囲で撮影できれば、何かトラブルがあっても充分検証材料になりそうです。

 

動画は3分ごとのファイルに分割されて保存されます。カードの容量いっぱいになったら録画をストップするか、古い順に上書きするループ撮影にするかをアプリ上で設定できます。

 

画質は「高い・普通・低い」を設定できますが、「高い」の設定でも16GBのカードで、フロントカメラのみなら2時間30分、リアカメラありだと1時間20分通して録画可能。

 

今は内蔵バッテリー駆動なので、ループにしても2時間までの録画可能時間になります。

こちらは夜の写り具合。激しい雨の中の走行シーン。ヘッドライトの明かりがあれば、街灯の少ない道でもかなり鮮明に撮影されます。

 

スマホアプリを使えばWi-Fi経由で記録した映像を確認できますが、SDカードからPCにデータをコピーして、専用のビュアーで見た方がストレス無く見られます。専用ビュアーは、デイトナホームページの「Mioドラレコスペシャルサイト」から「MiVue Manager(https://www.daytona.co.jp/special/driverecorder_mio/)」をダウンロードできます。「MiVue Manager」を立ち上げてデータを保存したフォルダを選ぶと、日付ごとに時系列で動画を並べてくれます。youTubeのチャンネルを持っていれば、ここから動画をアップできます。

 

Gセンサー・GPSが搭載されているM760Dだと、ビュアー下の部分に撮影された場所の位置情報や、衝撃を受けた際の記録が表示されるようです。

 

試しにアップして見た動画がこちら(※音量注意!)

様々なシチュエーションの映像が公式YouTubeチャンネル「デイトナチャンネル」にアップされていますので、こちらも要チェックです!

 

「アクションカムのようなWiFi搭載ドライブレコーダー_Mio MiVue M777D_336」

 

そうそう、簡単に脱着できるようにしたので、バイクから外して手持ちで動画をとって見ました。が、手振れ補正機能は付いていないので、歩いてる映像はちょっと酔いを誘うものに(笑)。多分、ヘルメットに固定とかならまだマシなのかも。

 

旅先での思い出を記録する場合は、どこかに固定してから撮影することをお勧めします。

 

使ってみて思ったのは、ドラレコって身につけていると安心できる「お守り」みたいな感じですね。自分の運転の様子も記録されてるわけですから、おのずと安全運転になります。

 

後部カメラのセッティングが出来次第、取り付けの様子含めて続きをアップします!

 

最後に、雨にも負けずクリアな映像を記録してくれたM777Dの勇姿で今回は締めたいと思います。

―おまけ―

ここのところカッパ着用率100%の日々。視界確保のためにヘルメットのシールドに「アルティシャイン撥水コート」(https://www.daytona.co.jp/products/single-62313-genre)を愛用してるんですが、これ50Km/h(実感ではそれ以下でも)のスピードでシールドの雨粒が綺麗に吹き飛んでくれるんです。

 

これをシールドに使うついでにドラレコのレンズのところに使ってみたら、雨つぶの影響で映像が滲んだりっていうのをだいぶ軽減できました。(あくまでも実際の使用の中で、試してみら具合が良かったという個人の感想です)

 

株式会社デイトナ公式HP https://www.daytona.co.jp

ライターProfile

アジト・イシヅカ

バイク乗りのためのフリーマガジン「エンシュージアスト」編集スタッフ。デイトナの販促ツールなどの制作も手がける。
元バイク屋店長の肩書を持ち、FRPから革、銀、粘土など素材を問わずアナログなモノづくりが趣味。バイク歴は40年超。

※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。