デイトナ -FOR ALL THE MOTORCYCLE LOVERS.-

DAYTONA

指令3 秋の気配を見つけてきてください
2022.09.30 見るできごと

こんにちは。元バイク屋店長、ライターのアジトイシヅカです。

ここのところお休みのたびに台風続きで、今年は雨の被害が甚大ですね。
私の住む浜松市も全国区のニュースで大雨の様子や被害が報道されたりで、遠くの友人から安否確認の連絡があったほど。皆さんの所は大丈夫でしたか?

今回春野町にお邪魔したのは台風15号襲来の前の日曜日でした。

現在、大雨の影響で交通事情になんらかの影響が出ている場所もあるようです。事後処理など大変かとは存じますが、被災された地域の一日も早いご再建をお祈り申し上げます。

さて、通勤時もメッシュジャケットにTシャツではちょっと涼しすぎる季節になりました。出社して今日の仕事の算段をしながらコーヒーを飲んでいると、弊社新人ハナちゃんが怪訝そうな顔をしてやってきました。

「よくわかんないんですけど、郵便物に混じってコレが・・・」。

「あ・・・」。

来ましたね、久々の指令が。「春」「シラス」ときて今回は「秋の気配」ですか。

文末の小さい「だよ」が気になりますが、まあそれは置いといて。

 

ヒントを求めてググると検索結果は、オフコースの45年前の楽曲でほぼ埋め尽くされます(笑)。

台風一過の晴れ間、秋の気配を探しにとりあえず山方面へ。

日差しはまだ少し暑いですが、走りだすと風が心地良いですね。

気田川を北へ向かっていたら、春野町まで来てしまいました。

秋の気配っぽいものはないかな〜。

ここ春野町は天狗の伝説があるそうで、橋の欄干や、巨大な下駄、至る所に天狗にまつわるオブジェが・・・。

極め付けは日本一大きな天狗面!なんと高さが8メートルもあります。

ここはツーリングの休憩スポットとしても有名で、記念撮影するライダーも多い場所です。

このすぐ裏の林でどんぐりの木を見つけました。

落ちているどんぐりをいくつか拾いましたが、まだ少し若い感じ。

季語で言うと「どんぐり」は晩秋らしいので、「秋の気配」とはちょっと違いますね。

 

展望台から山を望んでみてもまだまだ木々の緑は夏の気配を残しています。あともう少ししたら紅葉が綺麗になるのかな?

最近春野町には歴史ある宿や古民家をリノベしたカフェがあって、浜松近辺からのショートツーリングにはなかなか良い所です。秋の気配を探してウロウロしていたら、営業時間を逃して今回は寄れなかったので、また次の機会に。

 

あー、気がつけばだいぶ日も傾いて来ました。山間ということもあって、日没までの時間がだいぶ早く感じられます・・・あっ!

「秋の日は釣瓶落とし」

まさに秋の気配を感じるこの夕暮れ時の時間。

ぐっと体感温度が下がって、バイクで走ると少し寒さを感じるほど。

 

「紅葉の時期にまたこうよう(来よう)」などと親父ギャグをかましながら帰路に。市街地に入る頃にはもう真っ暗。

お腹をすかして自宅に帰ったら近所の和菓子屋さんの秋限定商品「特製栗蒸し羊羹」がテーブルに!

これぞ秋!(気配を通り越してる感じもしますが・・・)

はっ!マルキヨさん、もしかしてこういうのが欲しかったんですか?

(なんかお土産的な意味で・笑)

もうすでにずいぶん走りやすい気候でしたが、もう少しして紅葉の頃に是非「デイトナウ!ツーリング」しましょう。その時は秋の味覚をたっぷり堪能したいですね。

 

それではまた!

<今回のルート>

春野町は歴史や文化に育まれ、自然に恵まれた浜松北部の町。

浜松から天竜川の堤防沿いの道を北へ向かって天竜二俣から国道362号線を北上。大天狗面までは1時間ちょっと。そこから青洞の丘展望台まで10分程度。

浜松市街から往復プラス周遊で120kmほどのツーリングでした。

ライターProfile

アジト・イシヅカ

バイク乗りのためのフリーマガジン「エンシュージアスト」編集スタッフ。

デイトナの販促ツールなどの制作も手がける。元バイク屋店長の肩書を持ち、FRPから革、銀、粘土など素材を問わずアナログなモノづくりが趣味。バイク歴は40年超。

※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。