デイトナ -FOR ALL THE MOTORCYCLE LOVERS.-

DAYTONA

完全防水!しかもオールシーズン抜群の履き心地、防水ツーリングソックス! 
2022.09.01 その他

こんにちは。元バイク屋店長、ライターのアジトイシヅカです。

この夏も異常気象というか、局地的な豪雨で大変なことになっているニュースが気になりますね。被災された地域の皆様、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回ご紹介したいのは防水ツーリングソックス。

デイトナ商品カタログのライディングギアページの中でも、ちょっと気になる商品です。このジャバッ!って感じのビジュアルがインパクトありますよね。

2022年版のデイトナ総合カタログでは、P626に掲載されています。

先日インプレさせてもらったサイドゴアブーツを発注する際に、ブーツ自体は防水ではないことから試しに頼んでみました。

なんかこれを履いて水を張ったバケツに足を突っ込んでみたいという衝動も(笑)。

サイドゴアブーツとともに届きました。

手元に届いた防水ツーリングソックスを早速チェック!

アウター(ナイロン生地)・中間層(防水フィルム)・インナー(メリノウール)

の3層レイヤー構造とのことで、初めて手にした感じはちょっと厚手のソックスという印象。

アウターがナイロン地だからか、ちょっとキシキシした感触がありますが、ソックスに手を入れてみるとかなり伸縮性があることがわかります。加えてインナーの肌触りの良さも実感。

 

パッケージに表記された図を見てもわかりますが、中間層の多孔質フィルムが防水のキモとなっていて、雨風を中に入れず、湿気を外に出し、しかも伸縮性があるという優れもの。

 

そしてインナーがなんとメリノウール100%!メリノウールの「メリノ」というのは羊の品種で、吸湿・調温効果と防臭・抗菌効果のある高い機能性から「羊毛の王様」と呼ばれる高級天然素材です。それを混毛せず100%使う贅沢仕様。

 

メリノウールはその優れた特徴から登山やキャンプといったアウトドア用のソックスや肌着などに多く使われています。

 

「メリノウール」で検索していただくとわかるのですが、どれも割といいお値段(笑)。そこに防水のための機能を追加しているのですから、普段「5足でいくら・・・」というようなソックスを愛用する私でも防水ツーリングソックスの価格には納得です。

このインナーの縮れ具合も保温効果につながっているそうです。

実は私、プロフにあるようにアナログな物作りが好きなのですが、羊毛も素材として使っていたりします。

 

作るものに合わせて、生成りの羊毛を仕入れて自分で染色したりしているのですが、このメリノウールは素材としてはちょっと高価。でも風合いや機能からとても気になる存在でした。

羊毛でこんなもの作ってたりします。メリノウールの吸湿・調温効果と防臭・抗菌効果は被り物には欲しい機能(笑)。

素材としても「いつか使ってみたいな」などと考えながらとりあえず防水ツーリングソックスを試着。

サイズはMサイズ(24〜26cm)をチョイスしましたが、思ったよりスルッと足が入ります。確かに厚手ですが、そんなに圧迫感はありません。

丈はこんな感じです。普通のソックスと同じくらいかな。

ブーツにも思ったよりすんなり足が入りました。アウターがナイロン生地なので滑りがいいのかも。私の場合、25.5cmのブーツで爪先あたりにほんの少し余裕がある感じでしたが、ソックスを履いた状態だとピッタリ。

朝の通勤時からこの組み合わせで過ごしていますが、夕方近くなった現在でも蒸れた感じは無く割と快適。でも流石に夏場は暑いかな(笑)。寒くなってからの保温性にはかなり期待。(この辺りはブーツの使用感などと合わせて後日またお伝えします)

 

肝心の防水機能ですが、幸か不幸か雨の中走る機会がこの所なくて、実際にバイクで走っての実証ができませんでした。そこでカタログを見ていて最初に思った「水を張ったバケツに足を突っ込んでみる」という実験をやってみました。

思い切ってジャバッ!水温でひんやりはしましたが浸水はありません。

おお、確かに中に水は入ってきません。

それじゃあこれではどうだ!

ジャーツ!思い切って水道の水を直接かけてみました

完全防水の謳い文句に偽りなし!裏返して確認しても中には全く浸水していません。

 

雨具やブーツカバーを使っていても、実際にバイクで走っていると隙間から雨がじわじわ靴やブーツ内に侵入してきちゃいますよね。足元がぐちょぐちょのままでいるのって不快だし、夏場はまだ我慢できますが、寒い時期だとそこからつま先がグーッと冷え込んできます。それが緩和されるのはすごくありがたいと思います。そう考えるとスキーやスノボのようなウィンタースポーツにもこの防水性能や調温性能は最適かもしれません。

 

このソックスはあくまで「防水」で「撥水」ではないので、アウターの生地は当然濡れます。が、吸湿性、速乾性に優れているナイロン生地なので乾くのは早いです。

 

1日履いて帰宅後のお手入れとしては、洗濯機で洗うと中間層の防水フィルムが痛む可能性があるので、裏返して優しく手洗いを推奨とのこと。毎日普段使いにするには高価ですが、「防水ツーリングソックス」の商品名通りツーリングの際には強い味方になってくれるでしょう。

それではまた!

 

 

◆防水ツーリングソックス

標準価格¥3,960(税込)/

カラー/ブラック

Mサイズ(24〜26cm)品番・99907

Lサイズ(26〜28cm)品番・99909

https://www.daytona.co.jp/products/series-S22724-genre

 

 

ライターProfile

アジト・イシヅカ

バイク乗りのためのフリーマガジン「エンシュージアスト」編集スタッフ。

デイトナの販促ツールなどの制作も手がける。元バイク屋店長の肩書を持ち、FRPから革、銀、粘土など素材を問わずアナログなモノづくりが趣味。バイク歴は40年超。

※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。