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原付(50cc)ってやっぱり面白い!ビジネススクーターを快適通勤仕様にするのだ。

こんにちは。元バイク屋店長、ライターのアジトイシヅカです。

悲しいお知らせ・・・。

これまで通勤の足・普段の足として、時にはブログネタの検証や動画撮影時の伴走車として活躍してくれた「Dトラッカー250(1998年製)」。いよいよガタがガタを呼び、修理も厳しい状態となってしまいました。このまま乗り続けるには命の危険を感じ、断腸の思いで廃車にしました。

ちょうど1年前、デイトナ50周年記念動画の撮影で活躍するDトラッカー。梅本まどかさんと走ったのもいい思い出です。(左)新しい相棒のHONDA BENRY PRO50。(右)

そして、とり急ぎ通勤の足として確保したのが「HONDA BENRY PRO50」。知り合いのツテで走行28,000kmの中古車を購入。新聞配達なんかで使われる、いわゆるビジネススクーターってやつです。

 

エンジンオイル、プラグ、リアブレーキシューの交換、駆動系もクラッチベルト、ローラー、シューピース、リアタイヤが新品にしてくれてあって、調子は上々。かなり久しぶりに原付オーナーになりました。

 

現状フルノーマルですので、どんなふうにいじろうかと言うのも楽しみです。

小さくて非力な原付だからわかる 街中の交通マナー

「HONDA BENRY PRO50」は、原付スクーターの中ではやや大きめ。低重心で、走っていて安心感があります。

しかし、車から見れば「ちっちゃいバイクがチョロチョロ走っている感」があるのでしょう、時には割と強引に追い越されたりします。

 

道交法上、原付は原則として道路の左側端を走らなければならないのですが、道路の凸凹とか歩行者や自転車を避けて車線の中央付近を走ることもあるわけです。これは車・バイク両方の免許を持ち、それぞれで公道を走行した経験があれば理解できる動きなのですが、車間距離があっても後続車がある状態で車線中央に寄るような動きをすれば、バイクの運転経験のないドライバーからしてみればきっと「チョロチョロ感」は否めないんでしょうね。

 

大通りで交通の流れに乗って走れば速度超過になってしまうし、坂道はガッツリ減速してしまう・・・。久しぶりに乗って原付の非力さを再認識しながらも、周りの交通状況を観察したり、ドライバーや他のライダーの心理を想像したりと、交通マナーをもう一度考える機会と捉えて、面白がって乗っています。

原付ライダーや初心者は 「追い越される技術」を磨こう!

速く走るためのライディング技術はいろいろあると思いますが、原付やまだ公道に慣れない初心者が会得するべき技術は「追い越される技術」だと思います。

これは単に「ゆっくり走る」ということではなく、バイクのパワーや自分の運転の力量を分かった上で、後続車に安全に追い越してもらおうというもの。

 

ここで有効なのが周りをちゃんと見てますよアピール。ミラー越しだけじゃなくて後方確認など目視で周りの状況を確認していることを他の車両に知らせることで存在感を示すんです。その上で会釈や軽く手を挙げるなどのアクションで「お先にどうぞ」というメッセージを送ることで、お互い気持ちよく走れるんじゃないでしょうか。

 

原付の非力を楽しむためにも、今後のライディング技術を向上させるためにも、まず自分を取り巻く他の交通との安全な友好関係を考えるというのはどうでしょう。

私は久しぶりに原付に乗ったことで、バイクで走ることの楽しさを危険性含めて改めて感じることができました。原付って制限はあっても小回りはきくし、買い物にも通勤にもすごく便利なコミューターであることも実感しています。

仮付のカゴでエンシュージアストの配本にも大活躍。仕事帰りに買い物を頼まれることも多くなりました(笑)。

ビジネススクーターは新聞配達の夢を見るか?

さてさて、タフで荷物が積めるビジネススクーターは「業務用」だけの用途ではもったいないと常々思っていました。「HONDA BENRY PRO50」は、今後通勤車両としてだけでなく、ちょっとそこまでツーリングなんかにもより快適に乗れるように手を入れていくつもりです。

 

まずは仮付のカゴをはずして雨でも安心なリアボックスの取り付けを検討。

初めはホームセンターで多目的ボックスみたいなものを買うか、メーカーオプションのボックスの購入を考えていましたが、いいタイミングで「ライドアバイク」でGIVIのB45NMとB33NMの紹介動画が公開されていました。

      ↓ ↓ ↓

【GIVIトップケース】新商品B33/B45で 汚れに強くて防犯性が高いか実験!! 信頼のブランドGIVI 最近はやりのスクエア型トップケース!

https://webmagazine.daytona.co.jp/movie/29881/

 

う〜む。やっぱり防犯性や耐久性、防水性を考えるとGIVIが良いよね〜。

 

打ち合わせでデイトナさんにお邪魔した際に、「ライドアバイク」にも登場のGIVI担当/いおりん立ち会いのもと、わがままを言って何種類かフィッティングさせていただきました。

※取り付けベース無しで荷台に置いているため、実際の取り付け状態とは異なります。

【GIVI B45NM】たっぷり収納できるのは魅力だけどちょっと大きすぎるかな。 【GIVI B42NB】お、なんかかっこいいかも。でもやっぱりもう少し小さめがいいかな。 【GIVI B33NM】お〜!サイズ感も、四角い感じもイメージ通り!あと予算的にもね(笑)!

GIVI B33NMの購入を決定!

容量が45ℓ、42ℓ、33ℓの3つのサイズを見せていただきましたが、33ℓのニューモデル・GIVI B33NMの購入を決めました。

取り付けベースが共通のGIVIなら、後でもっと大きな容量のボックスが欲しくなった時でも簡単に付け替えできますからね。

取り付けベースの設置に一工夫欲しそうですが、なんとかなりそうです。

B33NMが届いたら、取り付けや実際の使用感など、またレポートします。

(あ〜早いとこドラレコも移設しなきゃ)

 

それではまた!

 

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余談ですが、改めて原付バイクを手に入れると、免許を取って初めてバイクで公道を走ったこととか、最初の愛車は近所のおじさんからもらったペダル付きのリトルホンダ(PC50)だったなあ、とかついつい思い出しちゃいますね。もう何処へでも行けるような気がしていました。

友達のダックス(ST50)を借りて乗ったりした後、親父がホンダ関係の仕事をしていたこともあり、発売されたばかりのMB50を新車で購入。当時は珍しかったビキニカウルをつけたMBは「仮面◯イダーのバイクだ!」と、近所の子供達に大人気でした(笑)。

今も大事に持っている、購入検討時に入手したMB50の車体カタログとオプションカタログ。(左)

廃車まで手放さなかったので、取扱説明書も手元に残っています。(右)

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ライターProfile

アジト・イシヅカ

バイク乗りのためのフリーマガジン「エンシュージアスト」編集スタッフ。
デイトナの販促ツールなどの制作も手がける。元バイク屋店長の肩書を持ち、
FRPから革、銀、粘土など素材を問わずアナログなモノづくりが趣味。バイク歴は40年超。

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※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。