こんにちは。ライターのアジトイシヅカです。バイクに乗るにはいい季節になりましたね。なんか気を抜いていると、すぐに梅雨がきて夏が来ちゃいそうです。
本来なら「茶ミーティング」の開催を心待ちにしてウキウキの頃ですが、残念ながら今年もお休み。来年こそは会場でヤマメの塩焼きをいただきたいです。
とかなんとか言っていたら、デイトナさんから何やら荷物が届いた模様。
この箱の大きさ、多分この前注文したシートバッグに違いない。
通勤に使いやすそうなA4ジャストサイズの「DH-722」。現物見ずに買っちゃったけどどんな感じかな。早速開封・・・。
(このバッグのお話は、こちらでご覧いただけます → https://webmagazine.daytona.co.jp/28331/ )
あれ?なんか変な紙が(笑)。またもや指令だ! 今回は「マルキヨ」名義のまま来てるし。絶対逆らえない感じだな(笑)。
シラスか!確かに春から遠州灘で獲れるシラスは日本屈指。
私の住む浜松近郊だと、西は浜名湖の入り口舞阪漁港、東はデイトナさんからまっすぐ南下した先にある福田漁港と、シラス漁が盛んな港が二つもあるんです。
指令が来たからには、行かねばなるまい。シートバッグのテストも兼ねて、ちょっと出かけてみましょうか。
<シラスとは?>
シラスとはウナギ、アユ、イワシの稚魚の総称。一般的に「シラス」として販売されているのは主にカタクチイワシの稚魚を釜揚げしたもの。生の状態では透明で釜揚げすると白くなり、白い稚魚で「白子(シラス)」と呼ばれたという説や、それを広げて天日干しする様子が、江戸時代の裁きの場である白い砂利を敷き詰めた「お白洲」に似ていたことから「シラス」と呼ばれたという説もある。1月15日から3月20日は禁漁期間とされ、静岡県の旬は3月下旬から9月。
舞阪港では、春から初夏にかけて「えんばい朝市」という朝市が数回行われていて、その日水揚げされた新鮮なシラスや海産物が買えます。生シラスを買う整理券は朝6時55分から配布されるそうですが、今回は予定が合わなそう。
舞阪の町は昔ながらの港町の風情があり、新鮮な魚介類を販売する魚屋さんや食事できるお店もあって、探検するのも面白いです。漁港自体に駐車場はないので、街歩きの際は近くの弁天島海浜公園の駐車場の利用をおすすめします。キャンプ場「渚園」もすぐ近くです。
さて、福田港の方は磐田市豊浜という太平洋沿いの町にあります。国道150号線から少し南に入ると、漁港とその先に津波避難タワーのある「渚の交流館」が見えてきます。
漁港に隣接した魚市場の外観はなんとシラスの形。流石に昼過ぎの時間では市場はもう閉まっていました。
しかし、ここで水揚げされたシラスは「渚の交流館」で買えるはず。
交流館のホームページ( http://iwata-nagisa.com )では当日のシラス漁の有無をチエックできるので、この日シラス漁があったことは確認済み。
ここは駐車場も広くてしかも無料!磐田市の運営する公共の施設で、鮮魚、野菜の販売や飲食はテナント形式でお店が入っていて、そこで買ったものは中のフードコートやテラス席でゆっくり食べられます。
早速中に入ると平日にも関わらず、ちょうどお昼時のためか結構にぎわっています。
さて、お目当てのシラスは・・・あ、いたいた(笑)。
すぐ近くの加工場で釜揚げされたシラスも美味しそうですが、やはりここは「生」でしょう。プラス300円でご飯とスープが頼めます。
外が眺められる席が空いていたので着席。
それではいただきます。
おー、さすがとれたて!
生シラスって鮮度が落ちると後味に苦味があったりするんですが、当然ながらそれが全くありません。むしろ甘みを感じるほど。
量もたっぷりで、これなら二人でシェアしてもいい感じです。
しかし、これはちょっとマルキヨさんのところに届けるのは鮮度的に厳しいですね。
やはりここで味わっていただかないと・・・。
「釜揚げシラス」を後で買うことにしましょう。
せっかくなので、お腹が満たされたところで辺りをぶらぶらすることにします。
おー、ここはバイク乗り歓迎らしいです。
私がぶらぶらしている間にも、ツーリングの途中でしょうか、何台かバイクが休憩に立ち寄っていました。
津波避難タワーは読んで字の如く、非常時の避難場所なのですが、土曜、日曜、祝日には開放日があり、上に登れるそうです。この日は残念ながら入れませんでした。あくまで非常時の避難施設ですが、タワーからは福田港周辺が一望できそう。次の機会には是非登ってみたいです。
タワー前から西方面の海岸はサーフスポットで、海岸沿いに並んだ車やボードを抱えて海へ向かうサーファーの姿は、湘南あたりの景色と重なります。交流館の東側にはコインシャワーもありました。
西駐車場の南側下は、大きな広場になっていて、イベントの会場として使われています。私も趣味の車のイベントやドライブインシアターをやっていた際にお邪魔したことがあります。この広いスペース、お借りする費用はなんと無料!
もちろんバイクイベントもOKだそうです。
港内は釣り人がたくさん。話を聞くとアジ、カサゴ、スズキなどが釣れるそうです。夜釣りに来る人も多いとのこと。
「晩のおかずを釣りに来たけど今日はまだダメだな。ガハハ」
と、初対面にも関わらず気さくなおじさん福田さん(仮名)とついつい話し込んでしまいました。陽も長くなって時間の感覚も冬場とはちょっとずれちゃいますよね・・・。
あっ・・・!
・・・ぶらぶらが過ぎたようです。
交流館中の売店は営業終了しちゃっていました。
シラス、ゲットならず。
スマン、マルキヨさん。
えーと、でもまあ、デイトナさんから近場のお散歩ツーリング気分で足を運んでいただいて、生シラスをぜひ堪能して欲しいです。テナントで丼屋さんやハンバーガーのお店もありましたよ。ね、やっぱり自分の目と舌で楽しんでください。
ツーリング途中の休憩場所として、海が見たい時のまったりスポットとして、ここはおすすめです。いや、まじで。
あのー、「探す」という指令についてはクリアでいいですよね?え?だめ?
・・・とりあえず現場からは以上です。
それではまた。
【渚の交流館】
〒437-1202 静岡県磐田市豊浜4127−43
ライターProfile
アジト・イシヅカ
バイク乗りのためのフリーマガジン「エンシュージアスト」編集スタッフ。デイトナの販促ツールなどの制作も手がける。元バイク屋店長の肩書を持ち、FRPから革、銀、粘土など素材を問わずアナログなモノづくりが趣味。バイク歴は40年超。
関連記事
※文中に記載の品番/価格は、記事作成時のものです。